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タウンニュースARTICLE 一面記事

2018年12月6日号

農業男子の愛込めて










▲(写真上から)カフェ「ひらく」の前で、川島さん(左)・米沢さん(中央)・新たな仲間の農家の根本樹弥さん(右)、カブなど季節の野菜をのせた農園ピザ


茨城・ハエルマーケット 地場産品のピザ

 茨城町の若手農家が中心となり、町内の廃校になった小学校を会場に年に3回開くマルシェ「HAERU(はえる)マーケット」。人気商品の一つが、同町地域おこし協力隊の川島裕樹さん(29)らが焼くピザだ。
 地元産小麦で生地を作り、手製の野菜をメインにした「マルゲリータ」や「農園ピザ」などに仕上げる。2日に開かれたマーケットでは、ジャガイモやカボチャ、シュンギクなどをのせた4種類を販売。用意した80枚が売り切れた。
 同マーケットは昨年12月に初開催。川島さんは発起人の1人でもある。川島さんは農業にも取り組み、野菜と小麦を栽培していることもあり、「パンかピザを作って出店を」と考えていたところ、移動式の本格ピザ焼き窯を借りられることに。鉾田市の農家で、飲食店勤務の経験を持つ友人の米沢直人さん(34)の力を借りることもできた。
 ピザの野菜は、有機栽培のものなど、こだわり品。「作った本人だから、味の特徴をわかっているのが強みかな」とは、米沢さん。ピザに込めるのは、地元愛。各国を旅し、国内を自転車で回った経験を持つ川島さんは、「食べ物をきっかけに会話が広がり、その土地を好きになった。そんな体験を、マーケットやピザでしてもらえたらうれしい」
 ピザは、川島さんらが開くオーガニックマルシェカフェ「ひらく」(茨城町下土師1821、TEL.070・6425・2418)でも食べられる。営業は金、土曜のみの午前11時〜午後6時(同6時以降は要予約)。


【メモ】次回ハエルマーケット開催は来年3月の予定。同マーケットのフェイスブックなどで告知する


▲マーケットでは現場で調理、ピザ窯は木質ペレットが燃料










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