▲紅葉の中を行くケーブルカー(以前の見頃の時期に撮影、県観光物産協会提供)
筑波山(つくば)
本県の紅葉スポットの代表格、筑波山。山頂から色づきが始まり、山すそを巻き込んでいく。山頂の見頃は11月上旬で、中腹から下は、同中〜下旬。「筑波山もみじまつり」は12月2日まで。
中腹から山頂までを結ぶケーブルカーに乗って紅葉を楽しむのもいい。筑波山神社隣の「宮脇駅」から出発し、「筑波山頂駅」までの全長1.6kmを約8分で走る。最高時速は12kmで、自転車と同じくらいの速度。秋色に染まった景色が、車窓の先をゆっくりと流れていく。赤色の車体の「もみじ」と、緑色の「わかば」の2台がある。
ロープウエーもある。筑波スカイラインの終点、つつじヶ丘にある「つつじヶ丘駅」と「女体山駅」の間の1.2kmを約6分で結んでいる。上空から眺める山肌も美しい。
ライトアップも行われていて、ケーブルカーの夜間運行「もみじライトアップ×夜間運行」もある。運行は、もみじまつり期間中の土・日曜祝日と、11月17〜25日は毎日。
筑波山からの夜景は今年、「日本夜景遺産」に選定された。紅葉のライトアップと合わせて楽しみたい。
【メモ】ケーブルカーは、大人片道580円、往復1050円。11月の運行時間は午前9時〜午後4時40分(土・日曜、祝日は午前8時40分〜午後5時)で、20分間隔で運行。ロープウエーは、大人片道620円、往復1100円。11月の運行時間はケーブルカーと同じ。夜間運行は午後5〜8時(雨天時は運行を中止)。筑波観光鉄道TEL.029・866・0611。