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2018年10月25日号

秋を覆う霧のベール

▲朝霧に覆われた三王山山頂駐車場近くの紅葉(大貫さん提供)


三王山自然公園(常陸大宮)

 常陸大宮市下伊勢畑の三王山自然公園周辺の紅葉は、朝霧の演出であでやかさを増す。周辺の名物でもある雲海の発生時期は、ちょうど紅葉の時期と重なり、雲海の末端が朝霧となって、木々を覆うのだ。
 同市のカメラマン大貫亘さん(66)は、地元の魅力を発信しようと長年、同市内の雲海を撮影している。作品は、紅葉した樹木、山々と共に収めたものも多い。
 大貫さんによると、雲海が発生するのは、気温の低い、晴天無風の日の明け方。そんな日、大貫さんは暗い時間に家を出て、三王山山頂の展望塔に三脚を置く。一帯を覆う雲海の壮大な風景を撮影した後は、山頂駐車場周りの紅葉を被写体にする。駐車場周りの散策スペースには、モミジの大木が多数あるほか、サザンカも花を付ける。朝霧が周辺まで及んだときには、まるで夢の世界に迷い込んだようになるという。
 その後、車で20分ほどの御前山ダムに向かうことも多い。ダム湖の朝霧が晴れると、周囲の紅葉が、鏡のようになった湖面に映り込むという。


【メモ】見ごろは例年11月上〜中旬。問い合わせは常陸大宮市商工観光課TEL.0295・52・1111。霧をテーマにした大貫さんの作品が、同市鷲子の道の駅みわに展示されている。11月3日まで。
 
 







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