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タウンニュースARTICLE 一面記事

2018年5月17日号

勝利、引き寄せる一皿

▲カツカレーを持つ同店スタッフの藤田さん(右)と、富樫珠美さん

鹿嶋・アントラーズカフェ カツカレー

 鹿嶋市粟生の鹿島アントラーズFCのクラブハウス内の「アントラーズカフェ」の“力めし”といえば、「カツカレー」だ。
 同店は、選手らが汗を流す練習用ピッチの脇に位置。ピッチに面した大きな窓には、外に向けてカウンターが設置されて、練習風景を眺めながら食事やお茶を楽しめる。選手の表情まで確かめたいという人のために双眼鏡を用意するサービスの良さだ。
 店内はアントラーズのチームカラーの赤を基調にしたおしゃれな雰囲気。チームの歴史を伝える多くの写真や、選手のサイン入りのユニフォームも展示され、チームのプチ資料館でもある。
 ランチメニューの人気は、生姜(しょうが)焼き定食とからあげ定食が“ツートップ”。その上で、カツカレーが力めしなのは、ここが勝負にこだわる人たちが集う場所だから。
 「カツカレーは、試合前日になると、がぜん存在感がアップする」と、同店で働いて半年の藤田恭子さん。店を利用するのは、サポーター、クラブとチームのスタッフ、アントラーズの選手たちが大半。試合前日、みんなが願うことは、いうまでもない。
 店内に置かれたリクエストボックスは、客が店への要望を書いた紙を入れる箱。藤田さんの印象に残っているものに、「カツカレーの名前を『勝つカレー』に変えて」というものがある。
 中国のサッカーチーム「上海上港」を、カシマスタジアムで見事に迎え撃った5月9日のAFCチャンピオンズリーグラウンド16第1戦。その前日には、大岩剛監督(45)が同店を訪れたという。大岩監督は、選手時代を含めると、アントラーズで過ごした期間が15年を超え、同店を訪ねた回数は数え切れない。いつも冷静沈着で、理論派で知られる人物だ。
 来店したのは練習の後。一般客と同じように食券販売機に並び、カツカレーを選んだという。

▲アントラーズカフェは、一般の利用も可能。午前10時〜午後1時半LO。月曜定休。TEL.0299・83・1663。
















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