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2018年5月10日号

ごっつぁん二合飯

▲土俵わきの畳の上で、山盛りご飯を持つ(左から)江連君、田中君、白土君

練習の締めの定番 県立水戸農業高校相撲部(那珂)

 那珂市にある県立水戸農業高校相撲部は、元大関の武双山(現・藤島親方)、元大関の雅山(現・二子山親方)らを輩出している名門。
 強さの秘けつは、放課後の練習後のご飯タイム。1人2合分の白米を食べる。「相撲は体作りが第一。食べることも大事な練習です」とは、顧問の胡麻田(ごまだ)一己さん(41)。夕食は帰宅後にしっかり食べる。ここで食べる2合は、いわば間食だ。
 部員は、3年生で主将の田中直輝君(17)、4月に入部したばかりの白土稜君(16)、江連春樹君(15)の3人。部活で食べるご飯は、練習前に自分たちで炊く。おかずは、同校で育てる鶏の新鮮卵や、胡麻田さん特製のピリ辛味の肉みそなど。炊きたてのご飯にのせ、額の汗をぬぐいながらどんどんかき込む。
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 田中君は、中学時代は野球部。入学したときは75kgだった体重は93kgに。今年は個人でインターハイ出場が目標だ。「2合なんて、余裕っす」と涼しい顔。
 1年生2人は、どちらも中学時代に全国大会に出場、白土君は91kg、江連君は110kgと恵まれた体格だが、田中君に比べると食が細いという。2人は、「余裕っす」とは言いながら、ちょっと苦しそう。
 ちゃんこ鍋は、合宿時などに食べる。秋の学校祭「水農祭」の名物料理でもある。鶏肉、豚肉、鶏だんご入りで、肉も野菜もたっぷり。みそ、塩、カレー味など、風味を変えて飽きない味に。「少しでも楽しく、おいしく食べてくれたら」と、料理長でもある胡麻田さん。
 ご飯をきれいに平らげた3人。「今夜の夕飯は何かなぁ」と笑った。


















▲ちゃんこ鍋用特大サイズのお玉を持つ胡麻田さん(写真右)。胡麻田さんは、県高体連相撲専門部委員長も務める。すり足の稽古(同左)
















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