▲「梅まつりを盛り上げるぞ!」。気合を入れるメンバーら
水戸黄門漫遊一座(水戸)
助さん、格さんを従えた黄門さまご一行にふんして、観光客と一緒に記念写真を撮り、旅の思い出づくりの手伝いをしているボランティアグループ「水戸黄門漫遊一座」。
昨年は約58万人が訪れた県都・偕楽園の「水戸の梅まつり」は、力を入れている活動の一つ。17日に迫った開幕を前に、準備を進めている。
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梅まつり期間中は毎週末、園内で観光客を出迎える。早朝から会場に入り、着付けや化粧を担当するメンバーが、役者を務める人たちの身支度を整える。観光客のカメラを預かってシャッターを押すのも、大事な役割だ。
格さん役を担当して約3年の水戸市の榊尚昭さん(54)は、「風格ある格さんに見えるように、立ち振る舞いや姿勢に気をつけています」。撮影するときは、「どちらからいらしたんですか?」などと、観光客と会話することを心がける。「ふれあいが楽しいです」。笑顔の優しい格さんだ。
座長の高島繁正さん(75)は、20年前の会発足時からのメンバーの1人。「水戸に来てよかったなと思ってもらえたら、大成功。今年もみんなで頑張ります」
▲風格たっぷりの黄門さまご一行(同会提供)