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2017年12月14日号

茨城の冬の伝統贈答品

▲田村川魚店で加工した塩引き鮭。9月に那珂川で水揚げした鮭で、重さは6kg超。えらの部分の黄色い印は、那珂川産のトレードマーク


塩引き鮭(水戸)


 塩引き鮭(さけ)といえば、全国的には新潟県産が有名だが、本県でも那珂川や久慈川で水揚げされた鮭が加工され、感謝や幸せなどの願いを込める縁起物の一種として長く親しまれてきた。
 かつて、水戸藩では、現代の暮れのボーナスに似た感覚で藩士に塩引き鮭を贈ったという話が伝わる。大正から昭和初期の本県の民俗資料には、塩引き鮭とのし餅のセットが暮れの贈答品の定番だったという記述がある。
 水戸、ひたちなか市と周辺や、県西地区の一部では、正月の食卓を飾る一品として、焼いた塩引き鮭を餅にのせて食べる「塩引き餅」が、今も受け継がれている。
 那珂川で水揚げした鮭を塩引き鮭に加工販売する水戸市若宮町の田村川魚店の田村友春さん(77)によれば、暮れの贈答品としてもらった塩引き鮭は、勝手口の近くの天井からつり下げて、必要な量を切り取りながら食べたという。塩引き鮭が何本もつり下がっているのは、そこの家主が多くの人の世話を焼いている証拠で、「ちょっとした自慢でもあったんだよ」と田村さん。
 同店は、鮭の遡上が始まったばかりの9月に水揚げした「一番鮭」のオスを加工する。一番脂ののりがいいからで、体重は6kgを超えるものもあるという。
 「味付けは、昔ながらのしょっぱさ。懐かしいと喜んでくれる」と社長の田村彰さん(57)。













【メモ】田村川魚店TEL029・226・9359。塩引き鮭は数量限定販売。12月24日に那珂市の一乗院で開かれる市でも販売する







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